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相手に与える印象をコントロールできる!色彩学から学ぶスーツカラーの使い分け術

    相手の第一印象を巧みにコントロールできる!? ビジネススーツの4つの基本色が相手に与える印象

    突然ですが、あなたは、着ていくスーツを選ぶとき、何を一番気にしていますか?
    きっと、スーツにお気に入りの順番があって、大事な用事のある日は「いいスーツ」を、そうでもない普通の日には「それなりのスーツ」を選んでいたりするのではないでしょうか。

    もちろん、ビジネスシーンに合わせてスーツを選ぶことは大事なことですが、その際「このスーツを着て、自分がどういう印象を与えているか」を意識することが重要なポイントなんです。

    スーツではデザインで相手の第一印象を左右することは、まずありません。その理由は、基本的に、見た目の形では大差がつかないからです。こちらはオシャレにスーツを着こなしているつもりでも、相手は、それがブリティッシュスタイルなのか、アメリカントラディショナルなのかなんて、まず気には留めていないものです。

    では、人はスーツのどこに着目しているのか……?
    答えは“色”です。

    実は、ビジネスシーンにおいては、スーツの色で第一印象が決まってしまうことが多いんです。
    一般的に、一番印象に残りやすいとされるのは、視覚を通して入った情報。その中でも、第一印象として視覚に飛び込んでくるのは「形」よりも「色」だとされています。
    つまり、人はどんな服を着ていたかよりも、どんな色の服を着ていたかの方が記憶に残るんです。

    そうなると、自分がどんな色のスーツを着ればよいのか、気になってきますよね?
    そこで、まずはビジネススーツの4大オーソドックスカラーが、相手にどんな印象を与えるのか、まとめてみました。

    ●紺・ブルー系
    知性的で、品が良く、信頼感のあるイメージを与える

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    ●グレー・黒系
    落ち着いた印象で、重厚な感じや都会的なイメージを与える

     

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    ●ブラウン・茶系
    温もりのある社交的なイメージや、オシャレなイメージを与える

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    ●ベージュ・キャメル系
    春をイメージさせるカラーで、ソフトなやさしい印象を与える

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    ビジネススーツの色味は、大きくはこの4つに分けられますから、まずはこの4つの基本色のイメージを覚えておくと、ここぞというときに思わぬ戦利を得ることができるかもしれません。

    基本色がわかれば、あとは時と場合によって、異なる色のスーツを使い分けるだけ。
    例えば、大事な商談やプレゼンのある日には、何色のスーツを選べば相手に好印象を持たれるでしょうか?

    ここは、やはり、「仕事ができる、信頼出来る」という雰囲気を漂わせたいですよね? と、なれば、知性的な紺系か、落ち着きのあるグレー系のスーツが理想的。紺・グレー系でも、ライトな色合いのものでは軽い印象を与えかねません。明るいブルーよりは濃紺、ライトグレーよりはチャコールグレーのスーツの方が、毅然とした印象を演出できます。

    逆に、重厚で毅然としたイメージを出さない方がいい場面もあります。
    実務的にテキパキ仕事をこなしていく局面では、フットワークの良さや行動力をアピールするために、明るい色合いのスーツが◎。また、気心の知れた仲間が集まる席では、社交的な印象だったりソフトなイメージを出せるスーツを選びたいところですね。

    スーツ選びひとつで自分の印象を変えられるのであれば、それをうまく利用しない手はありません。まずは、ビジネススーツの4つの基本色が相手に与える印象を覚えて、自分なりの使い分けを試してみてください。

    ただし、毎日毎日、信頼感のもたれるネイビー系のスーツを着ていたのでは、「なんとかのひとつ覚え」になりかねません。それでは、せっかくよかったあなたの第一印象も急坂を転げ落ちるように悪化してしまうのでご注意を!

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