サーブコープブログ知識・ノウハウどこまでするのが効果的? “背伸び”がビジネスマインドに与える心理作用

どこまでするのが効果的? “背伸び”がビジネスマインドに与える心理作用

仕事のモチベーションを上げるなら、目の前のニンジンより、自分に不釣り合いな“背伸び”が効果テキメン!

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これは、名前を聞けば誰でもが知っているような出版社の例です。

1970年代に、大阪から東京に進出するに際して、当時の社長は「本社は千代田区か文京区でなければダメだ」と、言ったそうです。

その理由は、「一流の出版社は千代田区か文京区にあるものだ」とのこと。確かに、大手出版社の講談社は文京区音羽、小学館・集英社は千代田区一ツ橋にあります。千代田区か文京区に本社を構えれば一流の出版社になれるのかどうかは別にして、とりあえず、出版社としてのステータスを持ちたかったのでしょう。その某出版社は、ギリギリ千代田区というロケーションのビルを借り、本社としました。その後は順調に業績を伸ばし、ついには千代田区の中心に近いところに自社ビルを建てるまでに発展していきました(もっとも、この出版社が一流になったかどうかは知りませんが……)。

似たような話は、他にもたくさんあるはずです。かつて西武百貨店が有楽町に出店したように、流通・小売りなら銀座に店を出したいとか、ユニクロも憧れの地として原宿に出店したことがあるように、ファッション・アパレルなら原宿・表参道に店を持ちたいとか……。

ただし、先の某出版社の例が少しだけ特異なのは、全国的には何の実績もないのにいきなり東京の〝一流の地〟に会社を構えた点です。

ここで、このときの社長の思いを、ちょっと考えてみてください。

単純に見栄を張りたかっただけなのかもしれませんが、もしかすると、「僕たちは一流出版社の仲間入りをしたんだ」と社員に思わせ、やる気にさせたかったのかもしれません。あるいは、「東京・千代田区の出版社」という「名」のプレッシャーをかけて、社員に一層の奮起を促したのかもしれません。そして、結果論でいえば、部外者から見てあまり重要性を感じない見栄が、本人たちにとっての原動力となり、いい結果に結びついたわけです。

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このような〝成功物語〟は、何も企業や組織に限った話ではありません。実は、個人レベルでも、見栄を張ったり、背伸びをしたりすることが、プラスの効果をもたらすことがあるのです。

今の自分には少し不釣り合いな高級なものを身につけたり、使うようにすることで、自分に自信が持てるようになります。自分に自信が持てるようになれば、ポジティブな考え方をするようになったり、意欲が湧いてきたりして、いいパフォーマンスが発揮できるようになるのです。これは、精神論の類の話ではありません。れっきとした心理学の法則です。

例えば、これまでよりワンランク上の車に買い換えるとか、前々から欲しかった高級な服やアクセサリー、小物を思い切って買ってみると、その持ち物まで自分自身の延長として感じるようになります。つまり、良い物を身につけることで、自分の価値が高まったような意識を持てるようになるということです。これを「自我拡張」と言います。これまでは持てなかった力や能力を手に入れたような感覚が湧き、自分の自信につながります。

さらに、自分の力を信じられるようになったことで、高級なアイテムに釣り合うような自分自身を目指していこうという意欲も湧いてきます。少し高い、けれども、具体的な目標として、ワンランク上の自分自身の姿が見えてきます。困難な目標にも立ち向かっていけると信じることを「自己効力感」と呼びますが、この自己効力感が強くなって、自身の可能性を広げていくのです。

ちょっとした見栄、少しの背伸びが素晴らしい効果をもたらすこともあります。自分を甘やかす意味ではなくて、明日の自分を信じるという意味で、あなたも少し贅沢な欲しかったものを手に入れてみませんか。

ち・な・み・に、もしあなたが、何か事業を始めようとしていて、見栄を張ったオフィスを持ちたいと考えているのであれば、とても合理的、経済的にワンランク上のオフィスが借りられる仕組みがあります。きっと、サーブコープのことを知ったら、一流出版社を目指したくだんの社長もびっくりするでしょうね。

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