ネットビジネスで成功を掴む！いま、注目の日系スタートアップはどこ？
ネットビジネスとひとことで言っても実にいろいろな種類がありますが、とにかく一攫千金を狙う場合は、スタートアップを立ち上げるのが一番といえるでしょう。市場にうまく受け入れられるビジネスモデルを確立させれば、売上10億円も決して夢ではない―――それがスタートアップの世界です。
テクノロジーのメッカ、シリコンバレーを中心に、これまでに実に数多くのスタートアップ事業が成功を果たし、世界に進出してきました。そんな中で、日本のスタートアップ・シーンはまだまだ未熟と言われています。その背景には、主に社会的および経済的な制約や、ベンチャーキャピタル・コミュニティの欠如などがあります。
しかし、そんな逆境の中でも、着実に成長を続けている日本のスタートアップは存在します！そこで今回は、いま注目を浴びている4つの日系スタートアップとそのビジネスモデルのタイプをご紹介していきたいと思います。皆さまも、新しいネットビジネスを考案する際の参考にしてみてくださいね！
AgIC
ネットビジネスモデル：製造（直販）
製造業者が、ウェブを使うことによって流通経路を省き、バイヤーに直接販売することが可能になるビジネスモデル。
サービス概要
AgIC は Ag Inkjet Circuit の略であり、普通の家庭用プリンターを電子回路印刷機に変える画期的なプロダクトです。銀のナノ粒子を含んだ特殊な導電性インクを使ってプリンターで用紙に印刷すれば、あっという間に電子回路ができあがります。
AgIC のここがすごい！
従来の乱雑になりがちな電子回路基板と違い、よりシンプルでより美しい電子回路が実現可能となる AgIC。プリントしてすぐ使えるので、修正も簡単です。 AgIC のサイトには、ブックカバーやコースターなどに電子回路をプリントしてライトアップするように細工されている写真がアップされており、いろいろとクリエイティブな試みがうかがえます。
planBCD
ネットビジネスモデル：月額制サービス
ユーザーが月に一定の料金を支払うことで、サービスを受けられるビジネスモデル。
サービス概要
planBCD は、独自のアルゴリズムにより自動化されたA/Bテストツールとオープンオファーという世界中のグロースハッカーに簡単にUI改善依頼ができるクラウドソーシングサービスを提供しています。個人事業主向けから大企業向けまで、需要にあったプランが揃っています。
planBCD のここがすごい！
従来、ウェブサービスのUIの改善は大きな手間がかかるものでした。しかし、planBCD を導入すれば、JavaScript のコードを一行入れるだけで、素早く簡単にコンバージョン率を高めるA/Bテストを実施することが可能になります。また、オープンオファーを利用すれば、デザイナーが社内にいない場合でも、継続的なUI改善を実施していくことが可能です。
Sansan
ネットビジネスモデル：月額制サービス
機材のレンタルと月額制のサービスを組み合わせたビジネスモデル。
サービス概要
Sansan は、クラウド型の企業向け名刺管理サービスです。ユーザーが名刺を専用の端末にスキャンすると、Sansan のオペレーターが名刺情報を人力で正確にデータ化します。データ化された名刺は社内専用の名刺帳に登録され、PCからはもちろん、スマートフォン、タブレットなど各種モバイル端末からも名刺管理が可能になります。
Sansan のここがすごい！
ただの名刺自動入力サービスではなく、名刺情報の自動アップデート、社内人脈の共有、名刺詳細の保存、タグ付け、メール配信システム、商談および案件管理、外部システムとの連携など、充実した機能がそろっています。非常に効率化されたこのサービスは、まさに次世代の CRM といえるでしょう。
TripleLights
ネットビジネスモデル：仲介
バイヤーとセラーをマッチングさせ、取引を容易にするビジネスモデル。
サービス概要
TripleLights は、訪日外国人観光客と通訳案内士資格を持つプロの観光ガイドをマッチングさせる観光ツアーマーケットプレイスです。観光客ユーザーは、観光を希望する場所やその場所でしたいことをサイト上で選択し、それにマッチした観光ガイドのツアー一覧から選ぶことができます。
TripleLights のここがすごい！
外国人観光客にとって未知の国である日本で、優良な観光ガイドをみつけるのは大変なことでした。自分が行きたい場所を信頼できる観光ガイドに案内してもらえるこのサイトは画期的です。また、観光ガイドも旅行会社から仕事が来るのを待つのではなく、自ら地域の魅力を発信し、仕事を獲得するという新しいワークスタイルを確立できます。
以上、いま注目されている4つの日系スタートアップをご紹介してまいりましたが、いかがでしたか？
これら4社は、TechCrunch がサンフランシスコで主催した Disrupt SF 2014 や btrax, Inc. が主催する JapanNight VII などといったイベントにエントリーしており、着々と海外展開を進めています。いずれは、この中から Google や Facebook などに高額で買収されるか、上場する会社も出てくるかもしれませんね！
