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デスクワークは“立って働く”が新常識に?日本人は座りすぎだった!

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1日のうち、どのぐらいの時間を座って過ごしているか、考えたことはありますか?1日10時間以上働くデスクワーク中心のビジネスパーソンは、勤務時間の約7割を座って過ごすとも言われています。実は最近の研究で、「座りすぎ」が糖尿病や脳梗塞、ガンの原因にもなることがわかりました。脱・座りすぎを目指し、スタンディング・ミーティングや立って仕事ができるスタンディング・デスクを導入する企業も増え始めています。世界中で取り組みが始まりつつある、座りすぎ研究の最新事情をご紹介します。

座りすぎの健康リスク研究はいつ始まった?

欧米諸国で座りすぎが問題視され始めたのは、2000年以降。なかでもイギリスはいち早く対策に取り組み、2011年に座りすぎを防ぐアクティブガイドを作り、就業中に少なくとも2時間、理想は4時間座っている時間を減らし、立ったり歩いたりするべきだと勧告しました。

また、座りすぎ研究の最先端であるオーストラリアでは、国を挙げて座りすぎ問題に取り組み、脱・座りすぎキャンペーンも大々的に展開されました。メルボルンの小学校では、高さが変えられる机を導入し、1日30分は立って過ごすように心がけているのだとか。

シドニー大学の研究者が世界20か国の成人を対象に、平日の座位時間について調査した結果、20か国のなかで日本人が最も座っている時間が長く、1日420分(7時間)であることがわかりました。日本は、今や世界で「座りすぎ大国」としても知られているのです。

座りすぎることで、寿命まで縮めている!

オーストラリアの研究機関が「テレビを1時間じっと座って見続けると、余命が22分短くなる」という研究結果を公表しました。つまり1ヶ月間、毎日テレビを1時間座って見ているだけで、11時間も余命を削ってしまうことになります。実際に「1日11時間以上座っている人は、4時間未満の人より、死亡リスクが40%高まる」という結果も出ているほど、座りすぎは百害あって一利なし。食事や運動、ダイエット、サプリメントなどに気を配る前に、座りすぎる生活を見直すことが先決です。

日本における座りすぎ研究の第一人者である早稲田大学教授・岡浩一郎氏は、心身の健康維持・増進のために、テレビはリモコンを使わない・CM中に屈伸するなど、日常生活に座りすぎないための“ちょっとした工夫”を取り入れること推奨しています。

座りすぎを防ぐには、ブレイクタイムが大切

座ることが悪いのではなく、あくまでも座りすぎを解消することが大切です。米シリコンバレーでも、立ってパソコンに向かうスタンディング・デスクが導入されています。日本でも、楽天では天板の高さを自由に調節できるデスクを、全社員にあたる13,000台導入しています。オフィスで立って仕事をするのが難しい人でも、簡単なポイントさえおさえれば、座りすぎを防ぐことができます。

座りすぎを解決する方法

(1) 30分に1度3分間、または1時間に1度5分間、トイレ休憩や飲み物、資料を取りに行く、伝言をしに行くなど、ブレイクタイムを取る

(2) ブレイクタイムを取るのが難しい場合、座ったまま、かかとを上げ下げしたり、膝を伸ばして脚を上げる、脚を上げた状態でつま先をまっすぐ伸ばしたり、直角に立てたりするなど、予防ストレッチを取り入れる

これらをクセにするのが一番ですが、習慣化するまではアラームを使ったり、長く座っていることをリマインドしてくれるApple Watchのアクティビティアプリなどを使用すると便利です。

オフィスで立ち上がる習慣をつけよう!

まずは「立ち上がる」ことを意識してみましょう。ずっと座っていると立ち上がるのが面倒になり、ますます不健康になってしまいます。オフィスで立ち上がる習慣をつけると、健康になるだけでなく、集中力が高まったり、作業効率が上がったり、社員同士のコミュニケーションが活発になるなどの変化が起こります。まずは今までのデスクワークに、座る以外の動きを取り入れてみてはいかがでしょうか。

 

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