副業の始め方をわかりやすく解説。副業の注意点やおすすめの仕事も紹介

「副業を始めたいけれど、何から手をつければいいかわからない」。そんな方に向けて、副業の始め方を基礎からわかりやすく解説します。
働き方改革や物価高を背景に、副業に取り組む人は年々増えています。総務省「令和4年(2022年)就業構造基本調査*」によると、副業がある人は約305万人、副業を希望する人は約493万人と、いずれも過去最多を記録しました。パーソル総合研究所の調査でも、正社員の副業実施率は調査開始以来最高の水準に達しています。
本記事では、副業の始め方を5つのステップで整理し、種類の選び方、メリット・デメリットや注意点、おすすめの副業と仕事環境までをまとめて解説します。
*参考: https://www.stat.go.jp/data/shugyou/2022/index.html
副業は何から始める?まずやるべきこと
「何から始めればいいかわからない」という人は、次の3つから動き出すのがおすすめです。難しく考えず、まずは小さく始めてみましょう。
- 勤務先の就業規則を確認する(副業が認められているか)
- 「月いくら稼ぎたいか」「在宅でやりたいか」をざっくり決める
- 初期費用ゼロ・スキル不要の副業(アンケート・ポイ活・フリマ・データ入力など)に登録して、まず1件やってみる
迷ったらこれ : 特別なスキルがない初心者は、まず「フリマアプリでの不要品販売」や「アンケート・ポイ活」から始めるのが最もハードルが低い方法です。少額でも“自分で稼ぐ”体験を積むと、次に何をやりたいかが見えてきます。
副業の始め方 5ステップ
副業を始めるときは、やみくもに仕事を探すのではなく、目的や目標を明確にし、無理なく続けられる環境を整えることが大切です。ここでは、副業選びから実際に始めるまでの流れを5つのステップでわかりやすく解説します。
ステップ1:目的・目標を決める
まず「なぜ副業をするのか」「月いくら稼ぎたいのか」を具体的に決めます。目標が曖昧だと途中で挫折しやすくなります。「月3万円のお小遣い」「年1回の旅行費用」「住宅ローンの繰り上げ返済」など、金額と使い道を明確にしましょう。目標額によって選ぶべき副業の種類も変わります。
ステップ2:使える時間を確保する
本業と両立するため、副業に充てる時間をあらかじめ決めます。「朝2時間早く起きる」「平日の夜に1時間」「土日の午前中だけ」など、ルール化すると続きやすくなります。本業とプライベートのバランスを崩さない範囲で、無理のない時間を捻出しましょう。
ステップ3:副業の種類を選ぶ
副業は大きく「時間労働型(働いた時間で報酬が決まる)」と「成果報酬型(成果に応じて報酬が決まる)」に分かれます。時間労働型はアルバイトやポイ活など確実に稼げる反面、上限が低め。成果報酬型はライティングや物販、ハンドメイドなど大きく稼げる可能性がある反面、軌道に乗るまで時間がかかります。次章の比較表で、自分のスキル・使える時間・目標額に合うタイプを選びましょう。
ステップ4:仕事環境とアカウントを準備する
選んだ副業に必要な環境を整えます。パソコン・ネット環境のほか、報酬受け取り用の銀行口座(本業と分けておくと管理が楽)、クラウドソーシングや販売サービスのアカウント登録、本人確認などを済ませておきましょう。在宅で集中できない場合は、コワーキングスペースなど作業場所の確保も有効です。
ステップ5:案件を探して始める/必要なら開業届
クラウドソーシングサイトや求人サービスに登録し、得意なこと・本業に関連する仕事を中心に案件を探します。知人からの紹介も有効です。まずは小さな案件で実績を作りましょう。なお、副業を事業として継続する場合は開業届の提出で青色申告などの節税メリットを受けられます。副業の所得が増えてきたら検討しましょう。
おすすめの副業|種類の比較と選び方
本業と掛け持ちしながら無理なく始められる代表的な副業を、まず一覧で比較し、そのあと一つずつ詳しく紹介します。星が多いほど初心者でも始めやすい副業です。
| 副業の種類 | 在宅 | 必要スキル | 初期費用 | 収入の目安 | 始めやすさ・最初の一歩 |
|---|---|---|---|---|---|
| アンケート・ポイ活 | ◎ | 不要 | 無料 | 〜数千円/月 | ★★★ まずアプリ・サイトに登録して回答するだけ |
| フリマ・物販 | ◎ | ほぼ不要 | 無料〜 | 数千〜数万円 | ★★★ 不要品の出品から。慣れたら仕入れ販売へ |
| Webライター | ◎ | 文章力 | 無料 | 数千〜数十万円 | ★★☆ クラウドソーシングに登録し未経験OK案件に応募 |
| Webデザイン・エンジニア | ◎ | 専門スキル | 無料〜 | 数万〜数十万円 | ★☆☆ ポートフォリオを用意し案件に応募 |
| アフィリエイト・ブログ | ◎ | 継続・文章 | 無料〜 | 0〜青天井 | ★☆☆ ブログ開設+ASP登録。収益化まで時間がかかる |
| ハンドメイド販売 | ◎ | 制作スキル | 材料費 | 数千〜数万円 | ★★☆ minne・メルカリ等に作品を出品 |
| 内職 | ◎ | 不要 | 無料 | 〜数千円/月 | ★★★ 単価は低いが在宅で黙々と。募集に応募 |
| 単発アルバイト | × | 不要 | 無料 | 日給制 | ★★★ スキマバイトアプリで好きな日に働く |
※収入・始めやすさは一般的な目安です。スキル不要のものは手軽な反面、収入は小さめ。専門スキル型は収入の上限が大きい一方、軌道に乗るまで時間がかかります。
選び方のコツ : 「とにかく早く稼ぎたい」なら時間労働型(アンケート・単発バイト)、「将来のスキルや独立につなげたい」なら成果報酬型(ライター・デザイン・ブログ)がおすすめ。まずは★3つの副業で“稼ぐ感覚”をつかんでから、ステップアップするのが失敗しにくい進め方です。
それぞれの副業の特徴
■アンケート・ポイ活
アンケート回答や指定条件クリアでポイント・報酬を得られる、最も手軽な副業。スキル不要でスキマ時間のお小遣い稼ぎに向きます。
■フリマ・物販
不要品の販売から始められ、慣れたら仕入れて売るせどりに発展も可能。メルカリなどスマホで完結し、誰でも取り組めます。
■Webライター
ホームページ記事やブログ、LPなどを執筆して報酬を得る仕事。クラウドソーシングを使えば未経験向けの案件も多く、初心者の入り口に向きます。
■Webデザイナー・エンジニア
パソコンとネット環境があれば、身につけたスキルを活かして在宅で始められます。やりとりもメール・チャット中心で本業と両立しやすい仕事です。
■アフィリエイト・ブログ
自身のサイトやSNSで商品を紹介し、購入・申込につながると報酬が得られる仕組み。大きく稼げる可能性がある一方、収益化まで時間がかかります。
■ハンドメイド販売
アクセサリーや雑貨、イラストなど自作品を販売する仕事。minneやメルカリ、ココナラなどで簡単に出品できます。
■内職
シール貼りや袋詰めなどの軽作業。単価は低いものの、在宅で黙々と取り組めるのが特徴です。
■単発アルバイト
軽作業・配達・イベントスタッフなど。未経験でも始めやすく、空いた日に働けるシフト制・スキマバイトも豊富です。
副業のメリット・デメリット
副業の始め方・やり方の次に把握しておきたいのが、副業のメリットとデメリットです。
6つの副業のメリット
①収入を増やせる
1番のメリットは収入を増やせる点です。収入源を複数持つことで本業への依存度を下げる効果もあり、自分の好きなだけ時間をかけて稼げます。
②生活が充実する
家計が潤うだけでなく、生活全体の満足度が高まります。副業を始めることで生活にメリハリが生まれ、新鮮な発見や刺激を得られ、新しい目標や生きがいを見出す人も多くいます。
③本業以外の人と新しいつながりが生まれる
副業を通じて、本業とは関係のない世界で新しい人間関係が生まれます。変化のない生活では限定的だった人とのつながりが広がります。
④本業以外で成長機会や貴重な経験が得られる
選ぶ仕事によっては本業では得られない経験を積み、スキルアップするチャンスがあります。得たスキルや経験を本業のキャリア形成に活かすこともできます。
⑤将来の転職や独立、起業に向けた準備ができる
転職や独立を見据えた予行練習・事前体験ができます。本業の安定収入があるからこそ、リスクを抑えて新しい分野に挑戦でき、好調なら独立に向けて進めます。
⑥好きなことでお金を稼げる
趣味や特技を活かし、好きなことで収入を得られます。YouTuberやハンドメイド制作など、趣味が副業へシフトした例も多くあります。
4つの副業のデメリット
①心身の疲労が大きい
労働時間が長くなり、心身の疲労が大きくなりがちです。働き過ぎでプライベートの時間が減り体調を崩すことも。睡眠・運動など健康管理を心がけ、労働時間を調整しましょう。
②本業に悪影響が出るリスクがある
副業に気を取られ過ぎると本業に悪影響が及ぶことがあります。周囲への配慮を忘れず、評価や人間関係に響かないよう注意しましょう。
③雇用保険の適用対象外の可能性がある
副業でアルバイトをして勤務先でケガをした場合などに、十分な補償が得られないことがあります。雇用保険・労災の適用範囲を把握して仕事を選びましょう。
④情報商材で損をすることもある
やり方や稼ぎ方に悩む人を狙い、情報商材を高く売りつける業者も存在します。収入アップを目的に始めた副業で多額のお金を失わないよう注意しましょう。
副業を始める際の注意点

副業は収入を増やす手段として魅力的ですが、始める前に確認しておきたいポイントもあります。勤務先の就業規則や契約内容、確定申告などを事前に把握しておくことで、本業への影響やトラブルを防ぎながら安心して副業を続けられます。
勤務先で副業が禁止されていないか確認する
始める前に就業規則で副業が認められているか必ず確認しましょう。禁止されている場合、発覚すると規則に基づき処罰される可能性があります。一方で法律上、会社は原則として副業を禁止できません。規則に記載がなければ、人事や上司に相談したうえで始めると安心です。
本業に支障が出ないようにする・同業他社は避ける
副業は就業時間外に行い、本業の生産性を落とさないことが大前提です。副業が許可されている企業でも会社への報告義務があるケースが多く、「本業に支障が出ている」と判断されると禁止の通告を受ける可能性も。また競業避止義務の観点から、自社の利益を損なう同業他社での副業は控えましょう。
副業の契約形態を確認する
副業の契約は大きく「雇用契約(社員・アルバイト)」と「業務委託契約(個人事業主・フリーランス)」に分かれます。業務委託契約は労働基準法・労働契約法の保護を受けられず、最低賃金や労働時間の決まりがありません。契約前に業務内容や報酬を慎重に確認しましょう。
確定申告を忘れない
会社員でも、副業の年間所得が20万円を超えると自分で確定申告が必要です(20万円以下でも住民税の申告は必要)。毎年2〜3月の申告を忘れないようにしましょう。
信頼できるクライアントから仕事を請け負う
報酬未払いや契約外の依頼などのトラブルを避けるため、業務開始前に内容・支払い条件を明確化し、必要に応じて契約書を作成しましょう。クラウドワークスやランサーズなど大手クラウドソーシングは、トラブル時に仲介してくれる仕組みがあり安心です。
副業には働く環境や場所も重要
働く環境を整えると生産性が高まり、副業の成果や収入アップにつながります。副業におすすめの仕事環境がバーチャルオフィスとコワーキングスペースです。
バーチャルオフィス
バーチャルオフィスは、実際のオフィスを持たず事業用の住所だけをレンタルできるサービスです。ハンドメイド販売などでサイトに住所表記が必要な場合も、自宅住所を公開せずに済み、プライバシーを守れます。会社登記も可能で、在宅副業のサラリーマンや主婦、フリーランスに人気です。サーブコープのバーチャルオフィスは一等地のビジネス住所を利用でき、電話応対代行・転送、バイリンガル秘書、ITサポートまで受けられます。
コワーキングスペース
コワーキングスペースは、共用のオフィス環境を複数人で利用するサービスです。ネット環境やレセプションなどビジネスに必要なインフラが整い、他の利用者との交流から仕事の受注につながることもあります。サーブコープはホットデスク(自由席)と専用デスクプランを用意し、24時間アクセスのオプションも利用できます。
まとめ
副業は、就業規則の確認と目標設定から始め、自分のスキルや使える時間に合う種類を選ぶことが成功のポイントです。まずは手軽な副業で「稼ぐ感覚」をつかみ、慣れてきたら単価の高い仕事へとステップアップしましょう。確定申告などの注意点を押さえ、働く環境を整えれば、無理なく副収入を育てていけます。
よくある質問
Q. 副業は何から始めればいいですか?
A. まずは勤務先で副業が禁止されていないかを就業規則で確認し、「月いくら稼ぎたいか」を決めましょう。そのうえで、初期費用ゼロ・スキル不要のアンケートやポイ活、フリマアプリでの不要品販売など、ハードルの低い副業から1件やってみるのがおすすめです。
Q. 副業初心者でも月いくらくらい稼げますか?
A. 副業の種類によります。アンケート・ポイ活や内職は月数千円程度ですが、Webライターやデザイン、ハンドメイドなどは慣れれば月数万円〜十数万円も目指せます。まずは月1〜3万円など現実的な目標から始め、軌道に乗ったら単価の高い仕事へステップアップするのが続けやすい方法です。
Q. 副業の収入はいくらから確定申告が必要ですか?
A. 会社員の場合、給与以外の所得(副業の利益)が年間20万円を超えると確定申告が必要です。20万円以下でも住民税の申告は必要になる点に注意しましょう。



