公式HP サーブコープブログ働き方伝統的なオフィスは消えない?ハイブリッド時代の未来と働き方の戦略 

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伝統的なオフィスは消えない?ハイブリッド時代の未来と働き方の戦略 

    サーブコープ、東宝日比谷プロムナードビル のレンタルオフィスデジタル技術の発展とパンデミックを経て、私たちは「どこで働くか」という問いに直面しました。自宅、カフェ、コワーキングスペース、そして企業のオフィス。選択肢が増えた今こそ、オフィスの存在意義が改めて問われています。一部では「オフィス不要論」も語られましたが、実際には企業文化の醸成やチームの信頼構築、創造的なコミュニケーションの場として、オフィスが果たす役割はむしろ強まっています。では、ハイブリッドワークが主流となる時代において、オフィスはどのように進化すべきなのでしょうか。 

    本記事では、国内外の調査データや企業事例をもとに、フリーランス・個人事業主、そしてオフィス移転を検討中の企業に向けて、新時代のオフィス戦略と活用法を紹介します。 

    働き方の変化とオフィスの役割 

    パンデミックを経て、私たちの働き方は大きく変わりました。自宅でのリモート勤務が普及し、柔軟に働ける環境が広がりました。一方で、企業文化を維持したり、仲間と意見を交わしたりするためには、物理的なオフィスの価値が改めて注目されています。

    McKinseyの調査によれば、経営者の約9割が「今後はリモート勤務とオフィス勤務を組み合わせる」と答えています。この調査では、パンデミック期間中に生産性と顧客満足度が向上したことも報告されています。オフィスが不要になるのではなく、役割を再設計する時代に入ったと言えるでしょう。 

    また、国土交通省の「令和5年度テレワーク人口実態調査」では、雇用型テレワーカーの割合は24.8% と報告されています。これはコロナ前よりも依然として高い水準で、出社とテレワークを組み合わせたハイブリッド型勤務が拡大傾向にあることを示しています。このデータは、完全リモートよりも「柔軟に働く環境」を重視する意識が社会に根付き始めていることを裏付けています。 

    出典:What executives are saying about the future of hybrid work | McKinsey

    日本企業における課題と解決策 

    長い通勤時間といった構造的課題に直面しているビジネスパーソン

    日本では依然として、出社を前提とした評価制度や、長い通勤時間といった構造的課題が根強く残っています。NTTの調査では、ハイブリッド勤務の社会的受容度が欧米に比べて低く、リモートと出社のバランスを取る文化がまだ成熟していないと指摘されています 

    この課題を克服するには、「オフィスに行く理由」を明確に定義することが欠かせません。例えば、 

    • チームの方針決定や新プロジェクトの立ち上げなど対面での効果が高い業務を出社日に設定する。 
    • 一方で、集中作業や資料作成などはリモートで実施し、生産性を最大化する。 

    さらに、クラウドツールやセキュリティ環境を整備し、どこにいても同じパフォーマンスを発揮できるインフラを整えることが重要です。このような仕組みは、柔軟で持続可能なハイブリッドワークを支える基盤となりますが、その整備・運用は中小企業にとって大きな課題となっています。 必要な人材や基盤環境 、管理体制を整えるにはコストやノウハウの面で課題が残るのが現状です。

    出典:ハイブリッドワーカーのウェルビーイングに関する日米比較調査 |NTT & 東京工業大学

    オフィスに期待される新しい価値とは?

    サーブコープ、YANMAR TOKYOのコワーキングスペースで会議を行う個人事業主

    2020年~2022年のパンデミックを契機に、オフィスの存在意義は大きく見直されています。働く場所としての機能にとどまらず、企業の文化や価値観を体現し、従業員のエンゲージメントや組織の競争力を高める拠点としての役割が求められるようになりました。本節では、これからのオフィスに期待される新たな価値を、最新の働き方の潮流から考察します。

    コミュニケーションと信頼構築の拠点

    現代のオフィスは、働くスペースを提供する場はなく、組織の文化や信頼関係を育む重要なコミュニケーション拠点です。 社員が顔を合わせることで自然に生まれる会話や、顧客との信頼を築く場面に力を発揮します。でも、物理的なオフィスは大きな役割を果たします。実際に顔を合わせることで、企業としての信頼性や誠実さが伝わり、長期的な関係構築につながります。 新人の教育やプロジェクトの立ち上げにおいても、対面の学びや共有体験が人材育成の質を高めると指摘されています。

    柔軟性と創造性を両立する空間

    一方で、全員が毎日出社する旧来型モデルには柔軟性が欠けています。Accentureの「The Future of Work」レポートでは、従業員が望むのは柔軟な選択肢であり、場所を問わず生産性を発揮できる環境だと述べられています。こうした結果からも、多くの社員が自宅で集中できる時間と、オフィスで仲間とつながる時間を組み合わせる働き方を求めていることが分かります。

    ハイブリッドワークの注意点

    ハイブリッドワークは、柔軟性や生産性の向上といった利点がある一方で、運用面では新たな課題も生じています。リモート勤務の経験から、多くの人が通勤時間の削減や柔軟な時間管理の恩恵を実感したものの、長期的に続けると孤立感や勤務時間の境界が不明確になるといったといったリスクが指摘されています。ここでは、多様な働き方を導入・運用する際に直面しやすい課題と、それに対応するための視点を整理します。

    評価制度とコミュニケーション

    ハイブリッド勤務では、「見えない働き方」をどう評価するかが課題となります。出社時間や対面での印象に頼る旧来の評価制度のままでは、公平性を欠き、リモート勤務者のモチベーションを損ねる可能性があります。そのため、成果やアウトプットを中心にしたジョブ型評価制度や、定期的なオンライン1on1などの仕組みが不可欠です。新しい形のコミュニケーション設計が不可欠です。つまり、オフィスでのコミュニケーションは信頼を築くための「鍵」である一方で、ハイブリッド環境ではその「不足」が大きな課題となります。この相反する要素をどう設計するかが、次世代の働き方における中心的テーマと言えるでしょう。

    セキュリティと情報管理への意識

    ハイブリッドワークでは、社外ネットワークから業務データにアクセスするケースが増え、情報セキュリティリスクが高まります。特にフリーランスや小規模事業者の場合、セキュリティ設定の不備や共有デバイスの利用による情報漏えいリスクが見逃されがちです。安全なクラウド環境やVPNの利用、社内データのアクセス権管理を徹底することが重要です。

    文化と制度の両立

    ハイブリッドワークを導入する際、多くの企業が直面するのが「文化」と「制度」の両立という難題です。McKinseyの報告でも、組織の健全性を保つためには「文化的なつながり」と「明確な制度設計」が欠かせないと指摘されています。

    リモート勤務が進むほど、社員同士の一体感や企業文化の共有が希薄になりがちです。一方で、出社を義務化すれば柔軟性が失われ、せっかく得た働き方の自由度を損なってしまいます。このバランスを保つことこそ、ハイブリッドワーク最大の課題と言えるでしょう。

    オフィスに戻ることは、単に「出社する」という行為ではなく、人との交流を通じてチーム文化を再構築する機会です。 職場での会話やリアルな対話が生活にリズムを与え、仕事とプライベートの切り替えを助けます。社員にとっては自己成長や家族との時間を両立しやすくなり、企業にとっては「集まる日」を戦略的に設計することで、チームワークと生産性の最大化が可能になります。

    出典:What executives are saying about the future of hybrid work | McKinsey

    サーブコープが提供する柔軟な3つの選択肢とは? 

    サーブコープ、YANMAR TOKYOのコワーキングスペースで利用する中小企業方々のイメージ

    こうした時代の変化の中で注目されているのが、柔軟に利用できるオフィスサービスです。固定費の高い自社オフィスを構える代わりに、必要なときに、必要な形で使えるオフィスを選ぶという考え方です。それぞれの特長と利用シーンを以下にまとめました。 

    サービス特長利用に向いているケース
    レンタルオフィス完全設備の個室、住所・受付サービス付き信頼性を重視する企業、短期〜中期で拠点が必要な場合
    コワーキングスペース共有デスクやラウンジを柔軟に利用、交流の機会あり個人事業主、フリーランス、柔軟に働きたい企業 
    バーチャルオフィス住所利用、電話対応、法人登記に対応、出社不要 新市場への参入、コストを抑えて信頼性を確保したい企業


    サーブコープは、企業の成長段階や業務内容に合わせたオフィス選択を支援します。高品質な設備と世界基準のサポートにより、どこにいても同じレベルの信頼性と生産性を確保できます。
     

    人の力が生きる“現代のオフィス” — バイリンガル秘書サービスという価値 

    サーブコープ、ヤンマー東京のバイリンガル秘書とレセプショニスト

    ハイブリッドワークが定着した今でも、オフィスの本質的な価値は「人」と「信頼」にあります。オンラインでのやり取りが中心となる時代だからこそ、対面の温かみや細やかな気配りを届ける存在が、企業の印象を大きく左右します。 

    サーブコープのバイリンガル秘書サービスは、こうした“人の力”を活かしたサポートの象徴です。 英日対応の電話応対や来客対応を通じて、国内外のクライアントにプロフェッショナルな第一印象を与えます。単なる受付対応にとどまらず、スケジュール調整や資料準備、会議前後のフォローなど、ビジネスシーンを円滑に進める即戦力として機能します。 

    来訪者はもちろん、商談や面接で訪れた候補者にも、洗練された受付対応と落ち着いた空間が「この会社で働きたい」「信頼できる企業だ」と感じさせる印象を残します。 

    これにより、リモート環境でも「人がいるオフィス」の信頼感を維持でき、社員は本来の業務に集中できます。テクノロジーが進化しても、人の対応が生み出す安心感と信頼性は決して代替できません。サーブコープのオフィスは、そうした人間的な価値を大切にしながら、最新のテクノロジーと融合させた“新しい伝統的オフィス”を体現しています。 

     

    \サーブコープの秘書サービスをさらに詳しく!/ 

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     (まとめ) 進化するオフィス、未来の働き方をともに創る 

    オフィスは「消える」のではなく、「進化」しています。社員や企業にとっても、オフィスの役割は再定義され、働き方に合わせた柔軟な戦略が必要とされています。 

    サーブコープはレンタルオフィス、コワーキングスペース、バーチャルオフィスを通じて、企業がこの新しい時代に適応するための実用的な選択肢を提供します。ハイブリッドワークとワークライフバランスを両立しながら、未来のオフィスを実現するパートナーとなります。 

     

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