サーブコープブログ働き方最新のオフィス事情「ハイブリッドワーク」とは? テレワークやリモートワークとどう違う? 大企業の具体的な事例を紹介

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最新のオフィス事情「ハイブリッドワーク」とは? テレワークやリモートワークとどう違う? 大企業の具体的な事例を紹介

働き方が多様化し、自宅などで働くテレワークや旅行と仕事をかけ合わせたワーケーションを導入する企業が増えました。次々に新しい言葉も誕生していますが、最近ではテレワークと従来のオフィス勤務を組み合わせた「ハイブリッドワーク」が注目され始めています。

ハイブリッドワークとはどのような働き方を指すのか、導入を検討している企業の参考になる具体的な事例を取り上げながら、メリットやデメリットを解説します。

ハイブリッドワークとは?

まずは「ハイブリッドワーク」の意味や言葉の由来などを確認しておきましょう。ハイブリッドワークとは、以下2つの言葉を組み合わせた言葉です。

 

・ハイブリッド(Hybrid):異なる複数の方式を組み合わせたもの

・ワーク(Work):仕事、作業

 

新しい働き方のスタイルが生まるたびに「ハイブリッド」の中身も変わっていきますが、現時点でのハイブリッドワークとは主に、テレワーク(リモートワーク)とオフィス勤務を組み合わせたワークスタイルを表します。

例えば週3日をテレワーク、週2回はオフィスに出社して働くスタイルが「ハイブリッドワーク」にあたります。なお、比率に厳密な定義はありません。

ハイブリッドワークが生まれた背景

ハイブリッドワークは新型コロナウイルスの世界的な感染拡大を受け、ウィズコロナ時代の新しい働き方として2020年秋頃から耳にするようになりました。感染対策の一環として、積極的に導入されたのが「テレワーク」で、中にはオフィスを手放し、全従業員をテレワークに移行したケースも見られました。

しかし一方で、従業員の労務管理や人事評価、社員同士のコミュニケ―ションなど、オフィス勤務の方が望ましいと感じる場面もあるはず。働く側にも、「自宅では集中できない」「業務環境にはオフィスの方が適している」といった意見もあります。

そこで自社に、より適したワークスタイルを確立するため、テレワークとオフィス勤務を組み合わせる「ハイブリッドワーク」が生まれました。

豆知識!テレワークに課題を感じる人も多い!?

米シトリックスが世界12カ国・7,250人の従業員を対象に行った調査によると、約75%が「リモートでも同じクオリティの仕事ができるなら、別の都市への引越も検討する」、さらに約16%が「恒久的にリモートでの仕事を望んでいる」と回答するなど、テレワークに前向きな意見が多い結果に。

しかし一方で、ハイブリッドワークを望むという声も半数を超えています。また、テレワークには「孤独を感じる」「注意散漫になる」など、テレワークに課題を抱いている人も多いようです。

 

ハイブリッドワークのメリットとデメリット

ハイブリッドワークの導入には、当然ながらメリットとデメリットの両方が存在します。ここでは代表的なものを紹介します。

 

メリット

1)コミュニケーションが円滑に行える

テレワークではチャットやビデオ通話などで連絡を取りつつ、定期的に対面する機会を設けることでコミュニケーションがより円滑化します。特に意見を活発に交わしたい場面では、対面のコミュニケーションが役立つでしょう。

 

2)従業員の満足度が高まる

テレワークを好む社員はテレワークを、出社した方が働きやすい社員はオフィスでといったように、働き方に柔軟性を持たせることで、従業員の働きやすさが向上します。会社に対する信頼や愛着も生まれ、満足度の向上につながるでしょう。

 

3)優秀な人材の確保

給与待遇より、働きやすさやワークライフバランスを重視する人が増えています。自身の裁量で働くことができ、不要な出社を避けて時間を効率的に使える。あるいは、自分の志向に合わせてテレワークとオフィス出社を使い分けられることは働く側にとっては大きな魅力です。企業にとっても、遠方に住んでいる人を雇用でき、優秀な人材を確保しやすくなります。

 

デメリット

1)従業員の労務や健康管理が難しい

ハイブリッドワークを導入すると、オフィスに出社する社員とテレワークをする社員の把握が難しく、業務進捗やスケジュールの管理、あるいは社員の心身の状態などを知る機会がどうしても減ってしまいます。クラウド型のプロジェクト管理ツールやビジネスチャットサービスを活用して、社員間で気軽に情報共有ができる環境の整備が必要です。

 

2)コミュニケーションが減ってしまう

前述したツールやチャットサービスを利用することでスムーズな連絡やコミュニケーションは可能ですが、報・連・相を徹底するにはチーム内でのルールづくりが大切です。これが共有・徹底されていないと重要な連絡事項が行き届かなかったり、意思疎通がうまく取れず、トラブルにつながったりしかねません。トップダウンではなく、できるだけ多くの意見を取り入れながらルールを整備し、マニュアルを共有するようにしましょう。

 

3)従業員が二分化してしまう!?

オフィス出社派とテレワーク派の間で、仕事の進捗を把握するスピードや仕事の進め方に相違が出るケースがあります。例えば、業務上の権限がオフィスに出社する社員に集まりやすいなんてことも。話し合いはWeb会議ツールなどを利用して、全員の参加を義務づけるなど、ハイブリッドワークを前提にした体制の徹底が必要です。

 

ハイブリッドワークに取り組む企業の3事例

ハイブリッドワークの導入イメージを明確にするため、ここで具体的な3つの企業事例を取り上げてご紹介します。

 

パソナ

人材派遣事業等を展開するパソナグループは淡路島に新しく拠点を構え、首都圏と地方、あるいはリモートワークとオフィス勤務を組み合わせるハイブリッドワークを導入。島内ではカフェや海辺など、自宅・オフィス以外での仕事も認められています。自然に囲まれながら柔軟な働き方ができることに、従業員の満足度も高いようです。

また、「人々のライフスタイルに合わせた多様な働き方を創造すると共に、地域への移住・定着や関係人口の創出等による地方創生を目指す」ことを目的とし、2020年10月にハイブリッドワークライフ協会を設立。情報発信やハイブリッドワーク拠点の整備、またこれによる雇用創出等に取り組むなどハイブリッドワークを推進しています。

 

マイクロソフト

Windowsに代表されるソフトウェアを開発するマイクロソフトは新型コロナウイルスの感染拡大を受け、米ワシントン州の本社キャンパス、およびシアトルキャンパスを閉鎖していました。現在はこれを限定的に再開し、従業員はリモートワークとオフィス出社、あるいはハイブリッドワークいずれかを選ぶことができます。

マイクロソフトは勤務時間など従来の規範に縛られないハイブリッドワークのスタイルが、今後あらゆる組織で求められると考えているとのこと。柔軟な働き方の実現に向けてさまざまな試みを行い、その中で従業員は勤務時間の半分まで在宅勤務ができるようになっています。とはいえ、オフィスという物理的な空間を不要としているわけではありません。その重要性は変わらないとしたうえで、固有のニーズに適応する柔軟性の高いオフィス空間を設計。会議室テクノロジーの強化など、最先端の技術を用いて取り組んでいます。

 

シスコシステムズ

ネットワークシステムやソリューションを提供するシスコシステムズは、コロナ禍以前の2010年代からワークスペースの改善に取り組んできました。社員の半分をリモートワークとし、会議室の代わりにはドルスペースを導入。従業員のスケジュールは事前予約制からアドホックに切り替え、全国で241箇所ものオフィスビルを閉鎖しています。その結果、従業員エンゲージメントは16%向上し、従業員の生産性も14%高まったとのこと。そのほか、CO2削減といった結果も出ているようです。

こうした自社での実績、そして技術やサービスを活かし、シスコシステムズはハイブリッドワークを支援する会議システム「Cisco Webex Room kit」も提供。顔認証や名前表示、自動翻訳・文字起こし、人数管理、調光といった機能を持ち、場所を選ばず設置できるシステムです。そのほか、固定電話をスマートフォンで使用できるアプリも展開。企業規模を問わず、課題解決に向けたハイブリッドワーク導入を支援しています。

 

サーブコープ担当者がご提案!「ハイブリッドワーク」に適したワークプレイス

大手企業における具体的な事例を紹介しましたが、中小企業や小規模事業者の場合、ハイブリッドワークを制度として導入するのはなかなか難しいかもしれません。その場合は、最近増えているコワーキングスペースやシェアオフィスを個人で利用する方法もあります。

シェアオフィスを活用した場合の、ハイブリッドワークに適したワークプレイスについてサーブコープ担当者が回答します。

 

こんなお悩みを解決!

Aさん:スタッフは交代で、週2回会社に出社し、残り3日は家でリモート勤務をしています。完全にオフィスを無くすのは不便だし、だからと言ってたまにしか使わないのに家賃や設備にお金をかけるのもコスパが悪い。

サーブコープ担当者より

サーブコープは、そんなお悩みにぴったりなリモートチームパッケージというご契約もあります。家具、電話回線、専用インターネット回線含むIT完備のプライベートオフィス1部屋に加えて、リモート勤務者のためのコワーキングスペースの利用特典が付いており、必要な時に必要なワークスペースを活用できるサービスです。

安全で高速なインターネット回線を使えるだけでなく、家具とITのコスパを抑えながら、リモートワークだと受領に困る郵便・宅配便の管理、さらには秘書サービスや電話代行サービスまで充実しています。

リモートワーク中でも会社の電話番号から発信可能なアプリも無料で利用でき、社用携帯も不要になります!

 

Bさん:基本的に週5回、在宅でテレワークをしています。業務に問題はありませんが、気持ちをリフレッシュさせるために、カフェを利用することも。ただカフェは仕事場には向いてないので、気軽に利用できるコワーキングスペースを探しています。

サーブコープ担当者より

サーブコープのコワーキングスペースは、よくデザインされた快適な環境とスムーズに仕事を進められる設備の充実さが、クライアントの皆様から支持されています。そして、集中していただける環境が整っているだけではなく、バイリンガルの受付チームがちょっとした事務作業もお手伝い可能です。

また、世界150以上の拠点を利用でき、メンバー同士のオンライン・オフラインでの交流も充実。ただのスペース貸しとは違い、さらにビジネスを活性化させるためのソリューションが豊富なのがサーブコープです。

 

まとめ

いかがでしたか。未曾有の感染症拡大により、働き方改革が一気に後押しされました。今後も、ハイブリッドワークのように柔軟な働き方が必要とされてくるでしょう。

テレワークとオフィス出社を組み合わせたハイブリッドワークは、コミュニケーションの円滑化や従業員の満足度向上など、さまざまなメリットがある一方で、社内でのルール整備やテレワーク派と出社派の二分化といったリスクへの対策も必要です。今回、ご紹介したメリットとデメリットや企業の具体的な事例を参考に、自社に適した取り入れ方を検討してみてください。

 

参照:従業員の約5割がコロナ後もハイブリッドな働き方希望 ‐ 米シトリックス調査

 

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