公式HP サーブコープブログ知識・ノウハウ【個人事業主300人に聞いた!】経営者の8割が日々行う雑務。その負担度は?

【個人事業主300人に聞いた!】経営者の8割が日々行う雑務。その負担度は?

個人事業主はやらなければいけないことがたくさんあります。例えば、仕事に集中したくても、電話が鳴れば取らなければなりません。接客時のお茶出しや事務スペースの掃除、確定申告の申告用紙作成など多岐にわたります。「この業務さえなければ、もっと他の仕事ができるのに……」そう思っている方も多いのでは?

そこで今回は、従業員数3名以下の30歳~69歳の個人事業主・経営者300名に、できれば外注に出したいと思っている業務とその理由を探ります。

約半数の個人事業主は自分で雑務を行なっている?!

事業を起こしたばかりや従業員が少ない場合は、自分で雑務を行うことが節約にもなりますが、そればかりに時間が取られてしまっては本末転倒です。そこで、仕事に関する業務について日常的に自分で行なっているものについて聞いてみました。

一番多い回答は「電話の対応」(65.7%)。やはりクライアントやお客様からの電話対応は、基本中の基本、大切な業務です。電話の取りこぼしがあれば、その分売上に響くこともあります。その他、「書類全般の整理」、「郵便物の確認・投函」、「オフィス用品の交換・買い出し」などの簡単な業務は、約半数の人が自分で行なっていることがわかりました。

しかし、日々の業務のうち「負担(面倒)に感じている業務」を聞くと、意外なことに、75.7%の人が「とくにない」と回答しています。最近では事務系、経費管理や確定申告書作成用のクラウドサービス、オンライン秘書サービスなど便利なサービスが増えています。もしかしたら、それらのツールを賢く利用している個人事業主が増えているのかもしれません。

面倒な雑務を外注できたら、空いた時間は何に使う?

もし「負担(面倒)に感じている業務」を外注できるとしたら、どのようなメリットがあるか尋ねたところ、61.6%の人が「ストレスが減る」と回答しました。雑務はどうしてもやらなければならないことも多く、いつの間にかストレスになっていることも。雑務を外注した時間をどのように使うかは、プライベート派と仕事派で意見が分かれました。一歩リードしていたのは、プライベート派。とくに「睡眠を取る」という意見が多くみられました。

<プライベート派>
■睡眠を取る(38歳/男性/その他のサービス業)
■精神的な安定(46歳/男性/サービス業(医療・福祉業))
■趣味に使う(54歳/男性/その他のサービス業)
■のんびりする(65歳/男性/卸売・小売業(AV・家電・電気機械器具))
■プライベートな時間に回す(56歳/男性/サービス業(インターネット関連・情報・通信・放送))
■休む時間を増やしたい(67歳/男性/その他)

<仕事派>
■マーケティングリサーチをする(41歳/女性/その他)
■業務、業種に関する情報収集をする(67歳/男性/その他)
■接客に集中する(33歳/男性/その他のサービス業)
■事業拡大の準備をする(50歳/男性/サービス業(不動産業)

“自分がすべき業務”か、雑務の吟味を

負担の大きな業務は、上手に外注するのも一つの手です。とはいえ、雑務を外注すると費用がかかります。かけられる費用として、アンケートの回答で最も多かったのは月額で1~3万円、最大では12万円。これら雑務の外注費は、雑務に対するコストの考え方によって算出されていることでしょう。
サーブコープでは「電話対応業務をプロに外注したことで会社の売上が3倍になった事例」といった、業務の一部を外注することで注力すべき業務に集中できた事例を数々見てきました。売上拡大のための投資として現在の雑務を外注するという考え方もあるのです。
現在、雑務に負担を感じている人だけでなく、雑務に負担を感じていない人も、もし「現在の雑務を外注した場合に創出される時間やエネルギーが、自身のビジネスにどのような好影響を与えるか」、じっくりと思いを巡らせてみてもよいのではないでしょうか。

 

【調査概要】
調査タイトル:生活に関するアンケート
調査方法:インターネットリサーチ
調査期間:2016年11月17日~11月18日
調査対象:従業員数3名以下の30歳~69歳の個人事業主・経営者300名

あわせて読みたい