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意外と知らない!起業家、企業家、事業家、実業家の言葉の違いとは?

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経営者を別の呼び方で呼ぶとき、起業家、企業家、事業家、実業家などの言葉を使います。それぞれ近い意味ではあるものの、正確には別の意味を持つ言葉であり、その人の立場によってよりふさわしい呼び方があります。言葉の意味や違いを理解することで、自分が理想とする経営者像を考えるヒントとなるでしょう。

経営者にまつわる言葉の違いとは?

まずは、“経営者”の定義とは何でしょうか? 経営者とは、「組織」を経営し、その責任を持つ人です。たとえば、その人自身が事業に直接取り組むことはなくとも、経営の権利を持っているなどの場合は「経営者」となります。

これを踏まえた上で、起業家、企業家、事業家、実業家の意味と違いについてそれぞれ整理していきましょう。

起業家

「自分自身で新しい事業を興した人」を指します。もともとある企業・事業を継いだ人は含まれません。いつの時代も起業家はいますが、1970年前後の「第一次ベンチャーブーム」あたりから、より注目される言葉となったといえます。

企業家

一般的には「企業経営に取り組む者」という意味です。アメリカの経済学者、J.シュンペーター(Schumpeter,Joseph Alois)は「企業としてどう展開していくかということまで見据え、よりアクティヴに経営を進めていく精神を持つ人」を“企業家”と定義しています。

事業家

「事業を行う人」を意味する言葉です。現代においては、「事業を巧みに行う能力を持ち合わせている」という発展した意味合いでも用いられます。

実業家

「実業」とは、「事業」よりもう少し狭い範囲のものを意味しており、具体的には生産・流通・販売などの事業をする人を指します。現代で実業家というと投資のような肉体労働を含めない「虚業」を生業としているイメージがありますが、本来の実業家の意味とは異なります。

有名経営者はどれにあてはまる?

起業家、企業家、事業家、実業家といった言葉の違いを紹介しました。経営者といっても、事業との関係によって最適となる言葉が変わります。たとえば次のような有名経営者は「起業家」のイメージが強いかもしれませんが、事業との関係を分析すると、実は別の言い方がふさわしい人物といえます。

松下幸之助

パナソニック株式会社創始者。「経営の神様」とも呼ばれており、経営のプロフェッショナルです。現在のパナソニックの基盤を一代で築き上げたことを考えると、「起業家」としての能力が非常に秀でていたと言えます。

スティーブ・ジョブズ

アップル社の共同設立者のひとりであるジョブズ氏。実業家、資産家、教育者としても有名ですが、企業の責任者としてiMacやiPhoneといった人気製品を発表し続ける手腕は「企業家」という呼び方がぴったりです。

本田宗一郎

輸送用機器メーカー本田技研工業創始者。実は「のれん分け」による独立であるため、「起業家」ではありません。自身が職人のように研究を重ねていた点を考えると、「実業家」というのが的確でしょう。

上記のような有名経営者は“イコール 起業家”と思われがちですが、背景を深く知ると、実は事業家や企業家といった側面が強い経営者など、内実は多種多様であることがわかります。独立や開業に興味がある人は、有名経営者がどのような経営者であるかを深く考察し、自分の目指すべき経営者像の参考にしてみてはいかがでしょうか。

 

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