2025.06.16

コワーキングスペースとシェアオフィスの違いは？特徴や選び方を解説

集中できるワークスペース、Webミーティングに使えるブースに取引先との面談も可能なミニ会議室……これらをすべて完備し、「オフィス」のように使えてコストを抑えられる、コワーキングスペースやシェアオフィス。サービス名称がさまざまで、その違いがわかりにくいとお悩みの方向けに、コワーキングスペースとシェアオフィスの違いを特徴や選び方から解説します。

コワーキングスペースとシェアオフィスの違い

コワーキングスペースとシェアオフィスは、ともに共有のフリースペースを利用人数単位で契約する、オフィスの利用形態の一種です。

両者の違いは主に「利用者が交流しやすい環境かどうか」です。シェアオフィスは「仕事に集中する場所」として設計されているのに対し、コワーキングスペースは利用者同士が交流できるように設計・運営されていることが多いという違いがあります。

コワーキングスペースとは？

「共同で仕事をする」という意味のコワーキング（coworking）という言葉がついている通り、さまざまな企業や個人に開かれたワークスペースで、異業種交流を促す仕掛けがあるのが特徴です。

コワーキングスペースのメリット

比較的小規模のコワーキングスペースから有名オフィスビルに入居する大規模なコワーキングスペースまで、「コワーキングスペース」と言ってもさまざまなタイプがありますが、前者のサービスではコストを抑えて利用できます。また、交流促進という観点からイベント参加や、時間単位で利用できる「ドロップイン」での利用ができる事業者もあるなど、選択肢が広いのがシェアオフィスと比較した場合の特徴的なメリットです。

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シェアオフィスとは？

「Share（共有）」+「Office（事務所）」という名前通り、一つのオフィスを複数の企業や個人で共有するワークスペースで、物件オーナーと個別に賃貸借契約を結ぶ賃貸オフィスよりも初期投資のコストがかからず、スピーディーに利用できます。

シェアオフィスのメリット

コワーキングスペースと比較した場合、シェアオフィスのメリットはオフィスに必要な機能や設備、清掃サービスなどがすべて用意されている点や、法人登記も可能な事業者が多い点です。

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コワーキングスペースとシェアオフィスのサービス比較

コワーキングスペースとシェアオフィスのサービスを一覧表でわかりやすく比較します。

	コワーキングスペース	シェアオフィス
利用形態	フリーアドレス（交流型）	フリーアドレス（集中型）
法人登記	事業者による	おおむね可能
料金体系	月額契約制・ドロップイン	月額契約制
他の利用者との交流	イベント開催などで促進	静かな作業環境
受付・来客対応	スタッフ無人の事業者も	おおむね可能
早朝・深夜利用	ビジネスアワーのみの事業者も	利用時間が長い

コワーキングスペースとシェアオフィス、どちらを選ぶ？

利用者の傾向から、コワーキングスペースとシェアオフィスそれぞれに向いている方の特徴を紹介します。

コワーキングスペースに向いている人

コワーキングスペースは比較的利用時間が短く、サードプレイスとして活用できる場所を探している方に向いています。たとえばフリーランス、ノマドワーカー、副業する場所として利用したい方、自宅ではない場所でテレワークをしたい方、一時的な作業場所が欲しい方などに使いやすいサービスです。

シェアオフィスに向いている人

短期間で準備し、初期投資を抑えつつ、フルタイムでオフィスを利用したい方に向いています。たとえば小規模な起業やスタートアップ企業、法人登記を目指したい個人事業主、長期間の出張の拠点にしたい方などに使いやすいサービスです。

コワーキングスペース・シェアオフィスの選び方

どのようなポイントでコワーキングスペースやシェアオフィスを選ぶべきか、特に重要な比較ポイントとその理由について解説します。

ビジネスの目的に合ったオフィス形態か

最も大切なことは、ビジネスに合ったオフィス形態であることです。顧客からの信用と信頼を得るためにオフィスを設けるのか、単純にワークスペースの確保なのか、荷物や書類の受取場所としての拠点なのか、ビジネスによってどのサービスを選ぶべきかが変わります。

エリアの利便性が高いか

出張や移動、会食や、業務に必要な資材の購入がしやすいかなどの条件に応じて、コワーキングスペース・シェアオフィスのあるエリアや入居ビルの利便性を選択します。

初期費用やラーニングコストが明確か

どのようなサービスが基本料金に含まれているか、月の途中での契約や急な解約時の違約金、また利用人数の追加やオプションの料金明細など、トータルで必要な費用を必ず明確にして比較しましょう。

業務に必要なサービスや設備があるか

業務の流れに沿って、必要なサービスや設備があるかを確認します。たとえば取引先との打ち合わせに会議室や応接室を使う必要があれば、契約者以外の入室・一時利用が可能なコワーキングスペースやシェアオフィスを選ぶ必要があります。

ネットワーク環境やセキュリティ対策は問題ないか

ネットワーク環境によっては十分な通信レベルを保持できなかったり、情報の流出リスクが生じたりします。守秘義務が生じるようなビジネスの場合、特に確認が必要です。第三者とのワークスペースの共有が禁じられ、単独のネットワーク構築が求められるような取引がある場合、コワーキングスペースやシェアオフィスは向かない可能性があります。

トラブル時の顧客サポートがあるか

設備の故障や利用者間のトラブルなどが発生した場合の対応スピードや、責任の範囲についても確認しましょう。フロアの共有部分についてのトラブルなど、内容によっては入居しているビルが窓口となる場合もあります。

コワーキングスペース・シェアオフィスと似ているワークスペース

コワーキングスペース、シェアオフィス以外にも、さまざまなオフィスのサービスや使い方があります。よく比較されるワークスペースについて簡単に紹介します。

レンタルオフィス

レンタルオフィスとは、独立した執務スペースを占有し、受付や会議室などを共有できる小型のオフィスの集まりです。オフィス家具やネット環境が整えられており、すぐに業務を始めることができます。

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バーチャルオフィス

バーチャルオフィスとは、法人登記などに利用する住所地名義を貸し出すサービスです。郵便の受取ができます。一般的には執務スペースの利用はありませんが、事業者によっては、コワーキングスペースの利用や、電話番号発行が含まれ、電話転送など連絡窓口としての活用ができます。

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賃貸オフィス

賃貸オフィスとは、オフィスビルや雑居ビルのオーナーと賃貸契約を結び、スケルトンの状態からオフィスの内装をつくる一般的なオフィスをいいます。

サテライトオフィス

サテライトオフィスとは、企業の本社や支社とは別に用意された、従業員が利用できる小規模なワーキングスペースのことをいいます。サテライトオフィスとしてシェアオフィスと契約する、というケースもあります。

コワーキングスペース・シェアオフィスを両方導入することは可能か？

コワーキングスペースとシェアオフィスはそれぞれ異なるメリットがあるうえ、どちらも導入コスト・ランニングコストともにリーズナブルなサービスです。
利用者のなかにはコワーキングスペースとシェアオフィス、両方を導入している場合もあります。両方を導入することで働きやすさはもちろん、コスト面や業務効率面でもメリットが得られます。どのように利用するのかを紹介します。

メイン拠点とテレワーク勤務対応

シェアオフィスはメインの拠点として交通アクセスのよい場所に構え、テレワーク勤務の選択肢としてスタッフ一人ひとりの自宅から近いコワーキングスペースを利用できるように用意することで、より柔軟性がある働き方ができるようになります。このような働き方ができることは採用時に大きなPRポイントになります。

スタッフの業務に合わせた使い分け

同じ会社でも、担当業務や職種によってワークスタイルが異なるのであれば、シェアオフィスでのオフィス勤務チーム、コワーキングスペースでのテレワーク勤務チームなどハイブリットなオフィス環境を作ることができます。

出張やワーケーションでの拠点

シェアオフィスを持ちつつ、出張先やワーケーションで他拠点のコワーキングスペースを使えるようにすることで、働くことを通じて地域創生に貢献できます。

サーブコープは柔軟性の高いオフィスプランやオプションが充実

サーブコープでは、5万人以上が参加するオンラインコミュニティが利用できるコワーキングスペースを提供しており、ワークスペースには多様で長時間集中して業務に対応できるエリアも充実しています。コワーキングスペースとシェアオフィス、どちらのメリットも活かせるハイブリッドなソリューションを提供しています。

幅広いサービスレベルの選択肢があるコワーキングスペース、シェアオフィスのなかでも、世界150拠点以上・5つ星ランクの設備とインフラを提供するサーブコープではどのようなサービスを受けられるのか、なかでも人気のあるものを紹介します。

充実したオプションやサービスが追加できる

各拠点に常駐するバイリンガル対応可能な秘書サービス、固定電話番号とレセプショニストによる個別の社名での電話対応、海外郵送対応、インボイス作成、契約拠点以外の会議室利用など、ビジネスにおけるさまざまな業務に対応できるオプションがあります。

レンタルオフィスと併せてコワーキングスペースも利用可能

サーブコープの拠点では、法人で占有の個室を利用できるレンタルオフィススペーと、コワーキングスペースの組み合わせを提供しています。セキュリティレベルの高い業務をするエリアと、フレキシブルに使えるエリアを組み合わせて利用できます。

ハイブリットオフィスの導入サポート

サーブコープには、これまで多くの企業のハイブリッドオフィス※導入サポートを行ってきた実績があります。働き方改革への対応や新規エリア進出の拠点など、さまざまなケースでのノウハウを提供できます。

全国拠点で必要な時にコワーキングスペースを利用

東京・横浜・大阪・名古屋・福岡の主要都市30拠点に展開するサーブコープは、すべての拠点のコワーキングスペースを、必要な時に利用できる従量制プラン、「コワーキングスペース・オンデマンド」プランもご用意しています。1日単位で利用できるため、全国を飛び回るビジネスパーソンに好評です。

※コワーキングスペースとレンタルオフィス、両方を利用するオフィス形態

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コワーキングスペース・シェアオフィスの導入事例

サーブコープの柔軟なプランを活用して、コワーキングスペース・シェアオフィスを仕事や会社の状況に合わせて組み合わせているお客様の事例を紹介します。

国内外で使えるシェアオフィスや秘書サービスで、海外での仕事もスムーズに

マーケティング業　加藤夏裕様

浜松駅・大門駅より徒歩2分、汐留駅も徒歩圏内にある汐留芝離宮ビルディングにあるサーブコープコワーキングスペースに拠点を置く加藤様は、2018年に会社を創業以来、サーブコープをご愛用いただいているお客様です。

海外拠点を活用したワーケーション※も取り入れ、先日はドバイ拠点を利用。全世界共通コンセプトの内装と雰囲気、国が変わっても言葉遣いから挨拶まで丁寧な対応に感動したとメッセージを頂きました。次はマレーシア拠点でのワーケーションを予定されているそうです。

サーブコープとの契約前には競合他社のシェアオフィスとも比較検討され、顧客やクライアントとミーティングをする場所に相応しいオフィスの内装と接客の質が決め手となったとのこと。

「サーブコープの秘書は顧客を入り口で立って待たせるなんてあり得ません。お茶を出してロビーに案内してくれる対応には大変助かっています」とのお言葉を頂きました。

※WorkとVacationを組み合わせ、普段と異なる場所で仕事をする働き方

接遇のプロが評価する秘書サービスとコワーキングスペースで拡がる人脈

コンサルティング業　星美佐子様

「生まれも育ちも池袋」の星様がサーブコープを選ばれたきっかけは、「サンシャイン60」にあるという立地。「サンシャイン60」というビル名さえ知っていれば誰でもわかるその知名度と、そのビルに入居しているという信頼性がポイントでした。

広くゆったりとしたワークスペースはしっかりとプライバシーも守られる造りになっており、メーカーや銀行・証券会社・保険会社などの金融系など幅広いお取引先との打ち合わせも安心でき、2007年の法人化以来ご利用いただいています。

コミュニケーションやマナー研修など、人材育成のコンサルティング業を行うプロフェッショナルである星様の目から見ても、サーブコープの接客クオリティはかなり高いと評価いただき、営業のテレアポなどにも秘書サービスを活用。

また、普段から利用者同士も気軽に挨拶を交わすアットホームな雰囲気のなかでほかの利用者とも交流され、サマーパーティーやクリスマスパーティーなどの名刺交換が縁となり、ビジネスにつながったこともあるそうです。

サーブコープのコワーキングスペース・シェアオフィスの魅力

サーブコープの魅力は基本サービスの充実。どの拠点を利用しても、ハイクラスの快適なオフィス環境を利用できます。

利便性の高い住所

東京駅日本橋口徒歩1分の丸の内トラストタワー、表参道駅B5出口直結の青山パラシオタワー、桜木町駅徒歩1分のヒューリックみなとみらい、西梅田駅４B出口直結のヒルトンプラザウエストオフィスタワー、名古屋駅ミヤコ1番出口直結のエニシオ名駅、天神駅14番出口直結の福岡天神フコク生命ビル……これらはサーブコープの拠点の一部です。エリアのランドマークともいえるオフィスビルを住所地として活用できます。