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企業とは?会社や法人との違い、意味や企業の種類を簡単に解説

東京・新宿に立ち並ぶオフィスビル

企業とは、利益や目的を達成するために継続的に経済活動を行う組織のことです。本記事では、会社や法人との違いから、株式会社・合同会社・NPO法人などの種類や特徴までわかりやすく解説します。経営の基礎知識を身につけたい方や起業を検討している方に役立つ内容です。ぜひ参考にしてください。

企業・会社・法人の違いは?意味や定義

企業・会社・法人は、それぞれ異なる概念です。簡単に整理すると、最も広い枠組みが「企業」であり、企業のうち、個人と区別される概念が「法人」、さらに法人の一部にあたるのが「会社」です。詳細を見ていきましょう。

企業とは?

企業とは、利益を得ることを目的として、継続的に経済活動を行う組織の総称です。法律上の明確な定義はなく、主に経済学やビジネスの分野で用いられる概念です。商品やサービスを提供し、その対価として利益を得る主体を広く指します。

なお、企業という言葉は必ずしも法人組織に限定されません。個人事業主であっても、継続的に事業活動を行っていれば広い意味で企業に含まれることがあります。そのため「企業理念」や「企業活動」など、ビジネス全体を表す言葉として使用されています。

会社とは?

会社とは、会社法に基づいて設立された法人を指します。日本では、株式会社・合同会社・合資会社・合名会社の4種類が会社として定義されており、いずれも営利目的で事業を行う組織です。

会社という形態を取ることで、事業を個人とは別の法人格として運営できます。契約や資産の所有を会社名義で行えるため、事業の継続性や信用力を高めやすい点が特徴です。ただし、すべての法人が会社に該当するわけではありません。

法人とは?

法人とは、法律によって人と同様に権利や義務を持つ主体として認められた組織のことです。個人(自然人)と区別するために用いられる概念で、団体が社会活動を行いやすくするために制度化されています。

法人になると、会社名義で契約を結んだり、銀行口座を開設したり、不動産を所有したりすることが可能です。法人には利益の分配を目的とする営利法人と、社会貢献などを目的とする非営利法人があります。

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企業(営利法人)の種類

企業と電卓、事業活動のイメージ

営利法人とは、事業活動で得た利益を構成員(出資者)に分配することを目的とした法人です。日本の会社法では、営利法人(会社)として以下の4種類が規定されています。

株式会社

株式会社は、日本で最も一般的な会社形態です。株式を発行して資金を集める仕組みを持ち、出資者である株主は出資額の範囲で責任を負う間接有限責任が採用されています。

この仕組みにより、企業は多くの投資家から資金を集めやすく、大規模な事業展開が可能です。また、株主が所有者であり、会社の経営陣が経営を担うことで、所有と経営を分離した組織運営ができる点も特徴です。

合同会社

合同会社は、2006年の会社法改正で新設された会社形態です。出資者全員が有限責任を負いながら経営にも参加できるため、少人数での起業や小規模ビジネスに向いています。

株式会社と比べて設立費用が安く、定款認証も不要なため手続きが比較的容易です。また、利益配分を出資比率に縛られず柔軟に決められるなど、経営の裁量が大きい点もメリットとされています。

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合資会社・合名会社

合資会社は、無限責任を負う社員と有限責任を負う社員で構成される会社形態です。一方、合名会社は出資者全員が無限責任を負う会社です。

無限責任とは、会社の負債に対して出資額を超えて個人の財産でも返済義務を負うことを意味します。このため現在では設立数は少なく、実務上は株式会社や合同会社が選ばれるケースが多くなっています。

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企業(非営利法人)の種類

非営利法人とは、利益の分配を目的としない法人です。利益を出してはいけないわけではなく、得た利益を構成員に分配せず、活動目的のために再投資する点が営利法人との違いです。主に以下の3種類があります。

一般社団法人

一般社団法人は、2人以上の社員(構成員)がいれば設立できる非営利法人です。公益目的に限らず設立できるため、業界団体や協会など幅広い団体で利用されています。

資金が0円でも設立が可能であり、設立にかかる手続きも比較的容易です。法人格を取得することで、団体名義で契約や銀行口座の開設ができるようになり、活動の信頼性を高められます。

一般財団法人

一般財団法人は、300万円以上の財産を拠出して設立する非営利法人です。社団法人が人の集まりに基づくのに対し、財団法人は財産を基盤として活動する組織です。

文化・学術・社会貢献などの分野で活用されることが多く、基金や寄付金などを原資として事業を行います。公益認定を受ければ、公益財団法人として社会的信頼の向上が期待できます。

NPO法人

NPO法人(特定非営利活動法人)は、保健・福祉・環境など法律で定められた分野において、社会的利益のために活動する法人です。市民活動や地域活動を支える法人形態として広く利用されています。

設立には所轄庁の認証が必要ですが、登録免許税が不要で比較的低コストで法人化できる点が特徴です。ボランティア団体や市民団体が法人格を取得する手段として活用されています。

企業の目的と社会的責任

企業の社会的責任のイメージ

企業の目的は、利益を生み出しながら、社会に価値を提供することです。その過程で、企業は以下のように多様な社会的責任を果たすことも求められます。

健全に運用する責任

企業は、法律や規則を守りつつ、継続的に利益を生み出し、安定した経営を行う義務があります。こうした健全な経営は、従業員の生活の安定や、株主・取引先などの利害関係者への責任を果たすことにもつながります。

商品やサービスを社会に送り出す責任

企業は、商品・サービスを社会に送り出す役割があります。単に販売するのではなく、市場の動向や顧客の期待、社会全体の利益を踏まえ、価値ある商品・サービスを継続的に提供することが求められます。

製品の品質や安全性の責任

消費者に届ける製品やサービスの品質と安全性を守ることは、企業の基本的な義務です。製造物責任法(PL法)により、製品の欠陥によって生じた損害に企業は対応する責任があります。加えて、リコール対応やアフターサポートを迅速に行い、顧客の安全と安心を最優先に考えることが重要です。

環境保全の責任

企業活動は、CO₂排出や廃棄物、化学物質の使用など、環境に大きな影響を与える可能性があります。そのため、地球環境の持続可能性を守る取り組みが不可欠です。具体的には、カーボンニュートラルへの取り組み、廃棄物削減、再生可能エネルギーの活用などが挙げられます。

従業員への責任

企業は、従業員が安心して働ける環境を整える義務があります。労働法の遵守に加え、適正な賃金や休暇の保障、ハラスメント防止、キャリア形成の支援など、働く人の権利と尊厳を守る配慮も必要です。

企業倫理への責任

企業倫理とは、法律の範囲を超え、社会的に正しいとされる行動規範に従うことです。企業は、公正な取引の実施や適切な情報管理、差別や不正の排除など、倫理的な行動を組織全体で徹底する責任があります。

また、全社員が共通の倫理観を持ち、それを日常業務に反映させるための教育や体制整備を行うことも重要です。社会の一員として信頼される行動を継続的に実践することが求められます。

さまざまな企業の分類や呼び方

東京のさまざまな企業のイメージ

企業はその規模・上場状況・特性などによって分類されます。主な分類と定義を整理しておきましょう。

上場企業・非上場企業

上場企業は、株式を証券取引所で公開している企業のことです。投資家が株式を売買できるため、資金調達力が高まる一方で、情報開示や株主への説明責任も伴います。

非上場企業は、株式を公開していない企業を指します。上場企業と比べて資金調達の選択肢は限られているものの、経営の自由度が高い点が特徴です。

大企業

大企業は、中小企業の基準を超える規模を持ち、資本金や従業員が多く、安定した経営基盤を備えています。多様な事業展開や大規模な投資が可能であり、国内外の市場において幅広い活動を行う点が特徴です。

みなし大企業

みなし大企業は、企業規模としては中小企業に該当するものの、大企業が一定以上の株式を保有しているなどの理由により、中小企業として扱われない企業を指します。そのため、中小企業向けの補助金や支援制度の対象外となる場合があります。

中小企業

中小企業は、中小企業基本法に基づき、業種ごとに定義されています。例えば、製造業では資本金3億円以下または従業員300人以下が基準です。日本企業の大多数を占め、地域の経済や雇用を支える存在となっています。

零細企業

零細企業は、中小企業よりもさらに規模が小さく、従業員数名から数十人規模の家族経営や個人経営に近い形態です。地域に根差した事業が多く、柔軟な運営が可能で、地域社会の活力を支えています。

スタートアップ企業

スタートアップ企業は、革新的なビジネスモデルや技術を持ち、急速な成長を目指す新興企業です。短期間での大規模な事業展開を前提に、外部投資も受けながら成長するケースが多く、ベンチャー企業と混同されることもあります。

ベンチャー企業

ベンチャー企業は、新しい技術やサービスで事業を展開する企業です。スタートアップよりも安定した成長を目指すことが多く、日本では両者の区別があいまいな場合もあります。革新性を維持しつつ、持続可能な成長を追求しています。

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ベンチャー企業とは?定義やメリット、成功企業例と特徴を簡単に解説

ユニコーン企業

ユニコーン企業とは、設立から10年以内で企業評価額が10億ドル以上の、非上場のテクノロジー企業を指します。希少性の高さから、伝説上の生き物である「ユニコーン(一角獣)」に例えられています。

外資系企業

外資系企業とは、外国企業や海外投資家の資本が入っている日本法人を指す一般的な呼び方です。一定以上の外国資本が入っている企業を指す場合が多く、グローバルな働き方や比較的高い給与水準が特徴とされます。日系企業とは異なる評価制度や業務スタイルが見られることもあります。

会社を設立するなら知っておきたいポイント

集中してパソコン作業をするビジネスマン

会社設立を検討する際は、手順と必要なものを事前に把握しておくことが大切です。準備不足による手続きのやり直しを防ぐためにも、全体像を理解した上で進めましょう。

法人設立の手順と必要なもの

法人設立の大まかな流れは、以下のとおりです。

  1. 会社概要の決定
  2. 定款の作成・認証
  3. 資本金の払い込み
  4. 登記申請

具体的には、商号(会社名)・事業目的・本店所在地・資本金額・役員構成などを決めた上で、定款を作成し、株式会社の場合は公証役場で認証を受けます。その後、法務局へ登記申請を行うことで会社が正式に成立します。印鑑証明書・定款・登記申請書などの書類に加え、登録免許税などの費用も必要です。

詳しい手順や必要書類については関連記事で詳しく解説しています。

■関連記事
「会社設立(法人登記)」に必要な手順まとめ ~事前準備から役所手続き方法~

オフィス住所・ワークスペースの確保

法人を設立するには、本店所在地となる住所が必要です。登記上の住所は法人の顔となるため、事業内容や信頼性を考慮して選ぶことが大切です。自宅住所を本店所在地とすることも可能ですが、プライバシーの問題やビジネス上の信用度の観点から、別途オフィス住所を用意する方が望ましいケースもあります。

また、登記上の住所とは別に、実際に業務を行うワークスペースの確保も欠かせません。業務内容に合った働く場所を用意することで、生産性の向上や取引先からの信頼確保にもつながります。

会社設立時におすすめのオフィス形態

会社設立時のオフィス選びは、コスト・利便性・信頼性のバランスが重要です。代表的な3つのオフィス形態の特徴を確認しておきましょう。

バーチャルオフィス

バーチャルオフィスは、物理的なオフィスではなく、住所や電話番号などのオフィス機能のみを利用できるサービスです。比較的低コストで、都心の信頼性の高い住所を確保できる点が大きなメリットです。

自宅で業務が完結するフリーランスやスモールビジネス、EC事業者など、物理的なオフィスを必要としないビジネスに適しています。起業初期の費用を抑えつつ、法人としての信頼性を高めたい場合にも有効です。

■関連記事
バーチャルオフィスとは?メリット・デメリットや利用目的を紹介

レンタルオフィス

洗練されたレンタルオフィスのイメージ

レンタルオフィスは、個室の執務スペースを月単位などで借りられるサービスです。デスク・チェア・Wi-Fiなどの設備が整っており、入居後すぐに業務を開始できます。通常の賃貸オフィスと比べて初期費用を抑えられ、短期間から利用できる柔軟性があります。

プライバシーを守れる専有空間を確保したい場合や、少人数チームでの業務に向いています。法人登記にも対応しているサービスが多く、法人設立後の本拠地として利用しやすい選択肢です。

■関連記事
レンタルオフィスとは? メリットデメリットや費用を解説!

コワーキングスペース

開放的なコワーキングスペースのイメージ

コワーキングスペースは、異なる企業・個人が同じスペースを共有して働く場所です。月額の会員プランや1日単位での利用が可能で、会議室なども提供されています。

フリーアドレスで働く個人事業主や、リモートワーク中心の少人数チームに適しています。他の利用者との交流から新たなビジネス機会が生まれることもあり、起業初期のコミュニティ形成にも役立ちます。

■関連記事
コワーキングスペースとは?意味や特徴、メリットをわかりやすく解説
起業・創業時に最適なオフィス・事務所は?種類や選び方を解説

企業の設立・ビジネス支援に強いサーブコープのオフィスサービス

東宝日比谷プロムナードビルのサーブコープのオフィスサービスを活用する人々

サーブコープは、起業や会社設立に適した高品質なオフィスを提供し、ビジネスのスタートにサポートします。ここでは、サーブコープの強みを3つご紹介します。

一等地オフィスでビジネスを加速

サーブコープのオフィスは、東京・横浜・大阪・名古屋・福岡などの主要都市に32拠点を構えており、一等地のビジネス住所を活用できます。初期費用を抑えながら企業イメージを高め、取引先や顧客からの信頼獲得にもつながります。

秘書サービスで業務負担を軽減

サーブコープYanmar Tokyoのオフィスサービスで秘書が受付をする様子

プロフェッショナルな電話・来客対応、スケジュール管理や会議設定の代行などの、豊富な秘書サービスも提供しています。バイリンガル秘書が、お客様のビジネスに即した対応を行うため、海外の取引先や顧客との円滑なコミュニケーションが図れます。これにより、本業や戦略的な業務に集中しやすい環境が整い、業務効率や生産性の向上が期待できます。

実際にサーブコープをご利用のお客様からも、以下のように秘書サービスへの高い評価が寄せられています。

〈お客様の声〉
” 電話応対とバイリンガル秘書サービスをお願いしています。今後はさらに秘書さんにお願いする業務も増えてくると思います。忙しい時に業務サポートをしてもらえるので、安心して仕事ができます。”
ー ユーラシア・グループ 坂口 恵さま

\サーブコープの高品質な秘書サービス/
詳細を見る

柔軟なオフィスプランで成長をサポート

バーチャルオフィス、レンタルオフィス、コワーキングスペースなど、多様なプランを用意しています。起業初期から拡大フェーズまで、事業の成長に合わせてオフィス環境を柔軟に移行することが可能です。契約期間や席数、付帯サービスも調整できるため、企業の規模や業務内容に最適な環境を整えられます。

(まとめ)企業とは何かを理解して事業の成長に活かそう

企業とは、利益や目的を追求する組織であり、法人格の有無や形態に応じて株式会社・合同会社・NPO法人などに分類されます。また、規模や上場状況、スタートアップやベンチャーといった特性によって運営の自由度や資金調達の方法が異なります。企業活動の基本原則と運営の要点を押さえ、持続的な成長と社会からの信頼につながる起業を目指しましょう。

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