レンタルオフィスを活用してスピーディーに地方展開を実現
九州エリアでの事業拡大や支店開設を検討する企業にとって、拠点選びは重要な経営判断の一つです。国内不動産を対象に、海外投資家やファミリーオフィスからの依頼に基づき、物件の取得から運用・売却までを一元的に担う独立系アセットマネジメント会社、クロスパス・アドバイザーズ株式会社も、その一社です。
同社は、福岡県の助成金(企業立地促進交付金)を活用し、福岡・天神のサーブコープのレンタルオフィスにサテライトオフィスを開設することで、九州進出を実現しました。
本記事では、初めての九州拠点をレンタルオフィスで立ち上げた背景やサーブコープを選んだ理由、導入後の効果について、マネージャーの関口祐香理様にお話を伺いました。

お話を伺った方:関口 祐香理様(マネージャー)
ご契約拠点:サーブコープ 福岡天神(福岡天神フコク生命ビル15階)
ご利用サービス:レンタルオフィス
地方進出でまず迷うのが「本当に現地に拠点が必要か」という問いです。九州での案件を重ねるなかで同社がたどり着いた答えと、札幌・大阪ではなく福岡を選んだ理由を伺いました。
理由は大きく2つあります。1つ目は九州エリアにおける事業基盤の強化・拡大のためです。すでに九州エリアでの案件はいくつかありますが、現地の金融機関や不動産会社との連携を深めるには、九州に拠点を持つことが大きな強みになると考えました。実際に「九州に拠点はありますか」と聞かれることも多く、現地から迅速かつきめ細かく対応できることが、信頼関係の構築や事業機会の拡大につながると判断しました。2つ目は、組織体制の強化です。今後の事業成長を支えるためには、東京だけでなく地域にも採用の裾野を広げ、多様な人材を確保していくことが重要だと考えています。
― 福岡県以外の地方でも進出は考えられましたか?
はい。当社は札幌や大阪にも物件を持っているため他の地域も検討しましたが、福岡は人材基盤が充実しており、九州全域へのアクセスにも優れ、非常に高いポテンシャルを有していると評価し、進出を決めました。
“九州に拠点を持つことが大きな強みになると考えました。”
「福岡県企業立地促進交付金」をはじめとする、充実したビジネス支援制度の存在が大きな後押しになりましたね。以前から地方進出に向けて様々な地域を比較検討しておりましたが、福岡県の制度は当社の事業展開の方向性と非常に親和性が高く、行政のサポート体制も手厚いと感じました。このように県を挙げて企業誘致に積極的であり、ビジネスを推進しやすい環境が整っていたことが、最終的に福岡進出を決断する重要な要素となりました。
地方進出や支店開設において、多くの企業が直面するのが「人材の確保」と「現地対応のスピード」という2つの壁です。同社も例外ではありませんでした。福岡に拠点を開設することで、どのようにこれらの課題の解決を目指したのかを伺います。
一番の課題は、事業拡大を支えるための継続的な人材確保でした。東京で採用活動を進めておりますが、近年は採用競争が激化しており、東京だけで組織を拡大していくことには限界を感じていました。また、九州エリアの案件についても、東京から対応するには機動力に課題がありました。そこで、採用基盤の強化と九州での事業推進を加速させるため、人材の宝庫である福岡に拠点を設けることにしました。
“人材の宝庫である福岡に拠点を設けることにしました。”

地方進出の負担となりがちな初期コストを抑えるうえで、心強い味方となるのが自治体の助成金制度です。今回の福岡進出を後押ししたのも、福岡県の「企業立地促進交付金」でした。制度を知ったきっかけや、活用の決め手となったポイントを紹介します。
今回利用させていただいたのが「福岡県企業立地促進交付金」というものでして、弊社がお世話になっている大手総合コンサルティングファーム様から、お話をいただきました。
【福岡県企業立地促進交付金】
福岡県では、県内への企業の立地を促進し、県地域産業の空洞化を防止するとともに、金融機能の集積・活性化を図るため、「福岡県企業立地促進交付金」を設けています。これは、一定の要件を満たした企業を対象に、初期投資の一部を支援する制度です。 この制度では、製造業やソフトウェア業など、福岡県が戦略的に誘致をしている業種を対象に支援をしています。クロスパス・アドバイザーズ株式会社は、この制度の中でも「金融系企業に対する交付金」※を活用されました。
この「金融系企業に対する交付金」制度では、サーブコープのようなサービス付きオフィス(レンタルオフィス)を活用した拠点開設でも、条件を満たせば本制度を利用できる場合があります。地方進出をスモールスタートで始めたい企業にとって、コストを抑えながら拠点を開設できる魅力的な制度です。
※本記事に掲載している制度内容は、福岡県ご担当者様への確認に基づき作成しています。最新の交付要件や対象費用については、福岡県の公式情報(https://www.kigyorichi.pref.fukuoka.lg.jp/ja/preferentiall/)をご確認ください。
※「金融系企業に対する交付金」…①外国・外資系金融機関、②資産運用業者、③FinTech企業を対象とした交付金

サーブコープ福岡天神は、一等地の立地に加え、バイリンガル秘書による英語対応や事業拡大に合わせて柔軟にオフィスを拡張できる点が評価されました。地方拠点をスムーズに立ち上げられる環境が、導入の決め手となっています。
福岡拠点については、当初から少人数でのスモールスタートを想定していたため、シェアオフィスの活用を検討していました。東京からのアクセスや海外のお客様の来訪を考慮し、交通の利便性が高い「博多駅・天神エリア」を中心にWebなどで調査を進める中で御社のサービスを知りました。立地や設備、拡張性などの面から当社のニーズに適していると感じ、実際に内覧させていただくことになりました。
まずは立地の良さです。福岡にあまり土地勘がない中でいくつか見学した結果、天神は再開発が進み、役所や金融機関も集まる利便性の高いエリアだと感じました。また、海外投資家とのやり取りもあるため、英語での電話対応を含めたサポート体制が整っている点も大きな魅力でした。さらに、少人数でのスタートから将来の事業拡大に合わせて柔軟にオフィスを拡張できることも高く評価しています。実際に福岡で勤務予定のスタッフと内覧した際には、「ここなら安心して働ける」という声があり、それも最終的な決め手となりました。
“「ここなら安心して働ける」という声があったことも最終的な決め手となりました。”
地方拠点の開設は初めてだったため、東京本社から遠隔でスムーズに立ち上げ・運営できるか不安がありました。しかし、内覧時から契約、開設後まで丁寧にサポートいただき、現地メンバーも困ることなく業務を開始できたため、不安は早い段階で解消されました。また、補助金を活用した通常とは異なるスケジュールにも柔軟に対応いただき、想定どおり拠点を立ち上げることができました。

福岡拠点の開設後は、新たなネットワークの構築や採用活動などでさまざまな成果が生まれています。本セクションでは、開設後の反響と今後の事業展望についてご紹介します。
拠点開設からまだ日が浅いため、定量的な成果はこれからですが、福岡拠点の開設を通じて事業拡大への姿勢を社内外に発信できたことは大きな成果だと感じています。プレスリリースには想像以上の反響があり、既存のお取引先に加え、九州の金融機関や不動産会社との新たなネットワーク形成にもつながりました。また、福岡で優秀な人材を採用できたことで、採用エリアの拡大や組織体制の強化にもつながっています。
非常に満足していると聞いています。特にオフィス環境の清潔さやスタッフの対応、郵便物対応などを高く評価しています。東京から出張した社員が利用した際にも柔軟に対応いただき、大変助かりました。
今後も投資家様のニーズに応えながら、アセットマネジメント事業のさらなる拡大を目指してまいります。特に福岡拠点を九州エリアの重要な拠点として位置付け、地域のパートナーとの連携を深めながら、新たな投資機会の創出と事業基盤の強化に取り組んでいきます。
地方での事業展開や採用強化を検討している企業にとって、拠点開設は大きな意思決定の一つであり、特に初めて進出する地域ではコストや運営面への不安も大きいかと思います。
当社も地方進出は手探りでのスタートであり、同様の課題を抱えていました。
しかし、シェアオフィスを活用することで、初期費用や固定費といったリスクを抑えながらスムーズに拠点を立ち上げることができました。まずは小規模でスタートし、事業や組織の成長に合わせて将来的な拡張にも柔軟に対応していきたいと考えている企業にとって、シェアオフィスの活用は地方進出の第一歩として非常に有力な選択肢になると思います。
“シェアオフィスの活用は、地方進出の第一歩として非常に有力な選択肢になると思います。”
サーブコープは、レンタルオフィスやバーチャルオフィス、コワーキングスペースをご提供するだけでなく、お客様のビジネスパートナーとして、一社一社のニーズに合わせたサービスをご提供しています。今回は、初めての地方拠点開設や補助金活用によるスケジュール調整など、さまざまな課題がある中で、スムーズな拠点立ち上げをサポートできたことを大変嬉しく思います。今後も、お客様のビジネスの成長に寄り添い、最適な環境づくりをお手伝いしてまいります。

ご利用いただいているサーブコープ福岡天神拠点(福岡天神フコク生命ビル15階)の立地やサービスの特長をご紹介します。
サーブコープの福岡拠点は、再開発が進み活気あふれる天神エリアと博多エリアに位置しています。交通利便性も高く、東京からのアクセスや海外からのお客様の来訪にも適した立地です。
少人数でのスモールスタートから将来的な増員・事業拡大まで、ビジネスの成長に合わせて柔軟にオフィスを拡張できるのが特長です。英語での電話対応を含むバイリンガル秘書チームが、来客対応や郵便物管理などの業務をサポートします。
2026年には既存フロアの大幅リノベーションが完了し、より洗練された上質な空間へと生まれ変わる予定です。新たなビジネス拠点として、快適で機能的なオフィス環境をご提供します。
最後に、今回取材にご協力いただいた、クロスパス・アドバイザーズ株式会社の事業内容や支援している投資家、独立系ならではの強みについて伺いました。
当社は不動産投資・運用に特化したアセットマネジメント会社です。国内不動産を対象に、国内外の投資家様からの依頼に基づき、物件の取得から運用、売却戦略の立案・実行までを一元的に担っています。積極的なアセットマネジメントを通じて不動産の潜在価値を引き出し、投資家様に対して最適なリターンを実現することが当社のミッションです。
主に海外の投資ファンド、富裕層、ファミリーオフィスです。地域としては香港・台湾を中心とした中華圈に加え、最近ではオーストラリアやイギリスなど幅広い国・地域の投資家の皆様を支援しています。
― イギリスやオーストラリアとのお取引は近年増加しているのですか?
もともとは中華圈の投資家様が中心でしたが、既存の投資家様や国内の弁護士事務所、会計事務所からのご紹介を通じて、近年はお取引の地域が広がってきています。
当社は独立系のアセットマネジメント会社として、特定のスポンサーやアセットタイプにとらわれず、オフィスやレジデンス、ホテル、物流施設に加え、開発案件やデータセンターなど幅広い投資案件に対応しています。案件ごとの特性や投資家のニーズに応じた柔軟な提案に加え、少数精鋭の組織ならではの機動力を活かしたスピード感のある意思決定と運用を強みとしています。こうした柔軟性と機動力を活かし、クライアントごとの投資戦略や課題に応じた最適なソリューションを提供できることが、当社の大きな特徴です。
サーブコープのレンタルオフィスなら福岡・天神で少人数からスタートし、事業の成長に合わせて拡張することも可能です。
クロスパス・アドバイザーズ様の事例のように、助成金を活用した地方進出やサテライトオフィスの開設も、初期コストを抑えながらスピーディーに実現できます。
九州・福岡での拠点開設をご検討の際は、ぜひ一度サーブコープ福岡の拠点情報をご覧ください。実際の空間やサービス内容をご確認いただけます。
レンタルオフィスを活用してスピーディーに地方展開を実現
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